2011年12月19日月曜日

俺は無知だった、リアルに


ミュージカルなんてつまらないに決まっていると思い込んで半世紀ほど生きてきた私がバカでした。
 
「NYへ行ったらブロードウェイのミュージカル鑑賞が何よりの楽しみ」 なんて言ってる日本人がいると、フンどうせ意味もわかってねえくせにカッコつけてんじゃねーよと思っていた私がほんとにバカでした。
 
ミュージカル、楽しかったです。
 
歌と踊り、すごかったです。
 
プロの仕事に感動。
 
これまでいくらでもチャンスがあったのにミュージカルを食わず嫌いをしてきたこと、後悔してるぞおおおぉぉぉぉぉぉ!
 
 
そういうわけで、人生初ミュージカルを本場ブロードウェイで楽しむという幸運にめぐまれた私は、一夜にしてコロリと熱烈ファンに変身。
 
お金があったら毎週ブロードウェイに通いたいと思うほどですお金ないので通いませんけど。
 
今回、自発的ではなくお付き合いで見物することになったのは、マンマ・ミーア。
 
70年代のABBAのヒット曲にのせて進行する愛と結婚の物語 ...というか、奇想天外な人間ストーリー。
 
主人公1(娘)、すごくかわいくて魅力的。
 
主人公2(母)、声きれい、歌異常にうまくてパワフル。
 
脇役全員、歌と踊りのレベル高すぎ、ギャグ面白すぎ。
 
それ以上はなんと表現すれば ...  とても私の言葉なんかじゃ伝わらないのがもどかしい。
 
0.1秒の隙もなく楽しませてくれました。
 
役者は単に歌っています、踊っていますというレベルではなく、その声にその動きに全身全霊をかけて爆発している感じ。
 
人間というものはこれだけのエネルギーが発散できるものかと、その迫力に私は腰を抜かしてしまった。
 
ステージから押し寄せてくるビッグバンのような波。 こっちはそれを感覚や感情の回路を全開にして受け入れるしかない。
 
観客と役者がつながり合い、溶け合う。 劇場がひとつになる ...
 
ミュージカル嫌いだった私が聞いたら、そういう嘘臭いのが一番きらいなんだよ!と叫ぶ世界。
 
そいつを私自身がおもいっきりやっちゃって大喜びしてるんですから、無知ほど恐ろしいものはないです。
 
みなさんNYに来たら、私ごときにだまされたと思うのもシャクでしょうけどブロードウェイを体験してください。
 
チケットそれなりに高いですが、ここは市場経済の本場、損したと思わせるようなサービスは提供していません。
 
それほど英語わからなくても堪能できます。
 
なんだかよくわからんけど人間というものが好きになれるような、そんなパワーを与えてくれるので、それだけでも得した気分になれます。
 
ついでに言うと、マンマ・ミーアはストーリーがわりと単純なので、初心者向きじゃないかと思われ。
 
ほら、やっぱり初体験がうまくいったほうがいろいろアレですから ...


すいません興奮のあまり書き散らしちゃって俺ときたらもう。

翌朝読み返すと絶対投函できないラブレターみたいなもんで、勢いだけですわ今日は。

ははは。

下のボタン、ポチしていただけると嬉しいです。 ほんとに元気出るんです。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿