2011年2月28日月曜日

NYボックスってダメ手法なの?!

またまたNY出張のバスの中。 仕事にひと区切りついたので、こっちを書いています。 電源&Wi-Fi つきのバスはありがたいです。

↑ ここまで書いたところで実況中継写真を撮ったのですが、今日のバスは空いていて、おおかたの客が一人掛けをエンジョイ中です。 

私も窓を背にして横むき座り。 隣のお兄さんはなにやらアニメ映画を見ているようです。


なんだかのんびりムードの立ち上がりですが、本日の話題はシビアでござる。

きのうも少し書きましたけど、2月のNYボックスはかなり厳しい結果だったという話なので。

28日の途中までの結果ですが、私バージョンの基本ルールでトレードした場合、

ユーロドル  3勝9敗  ▲147pip
ポンドドル  5勝8敗  ▲67pip というありさま。

私の基本ルールは、利益ターゲットを通常の20pipではなく、日足ピボットに合わせることで大きな利益を狙う手法ですから、ターゲットに届く確率はもとも低めです。 皆さんはどうでしたか?

もしも2月からNYボックスを始めた方がおられたら、NYボックス、連戦連敗ダメ手法じゃねーか! と叫んでいらっしゃるかもしれません。

でも、どんな手法でもそうですが、波があります。 私の基本ルールによる1月の成績はどうだったでしょうか。

ユーロドル  9勝3敗  +277pip
ポンドドル  5勝4敗  +181pip


面白いもので、バックテストをしてみるとわかるのですが、好調期の後にはたいていストンと落ちる時期がやってきます。 上昇トレンドと押し目の関係に似ています。

なので、もしかして最近NYボックスを始められてダメじゃん!と思った方は、長い目でご覧になるのがいいと思います。

とはいえ、ある程度の期間のバックテストをせずにいきなりリアルトレードという方はあまりいらっしゃらないでしょうから、いらぬお世話かもしれませんね。


もうひとつ、「波がある」といっても、落ちる時には波に身をまかせて落ちるしかないのか? という問題があります。

いえいえ。 なるべく負けないようにする方法はあります。 たくさんのトレーダーが、そのためのマイルールを考えています。 不肖私もそのはしくれ。 2月のマイルールの成績は次のとおりです。

ユーロドル  1勝3敗  ▲41pip
ポンドドル  4勝2敗  +35pip 

基本ルールではトータルが▲200pipを越えていたのに対し、マイルールは▲6pipに抑えることができました。


まとめるほどの話ではないのですが、一応まとめると、

①手法は長い目で見て利益が出ればいい

②かといって難しい時期にむざむざやられっぱなしにならない方法もある

ということでしょうか。 まあ、どの手法にも共通する当たり前の話ですが。


私個人としても、12~1月の異様な好調ぶりに、そろそろツケがまわってくるぞくるぞくるぞと思っていたので、2月に入って実際に変な感じになったとき、マイルールによって機械的に負けを回避するだけでなく、やばいチャートパターンだと思ったらさっさとトレードを休む=臨時マイルールを適用しながら、なんとかうまくしのげたかなと思っています。


ですから、NYボックスってダメ手法なの?! と尋ねられたとしたら、私はとりあえず「そんなことないと思いますよ」と答えるでしょう。 

ただし、NYボックスが不発になる期間が1~2カ月なら私としても想定内ですが、半年も1年も続くなんてことになったら、これはヤバイですね。 手法として成立しているとは言い難いですから。

臆病者の私は、そんなことを考えると夜も眠れなくなるので、いじいじと他の手法の研究を進めています。 いつ実用化になるかわかりませんけど(涙)。


さて、そんな意味で私にとって教訓になった2月の詳しい振り返りは週末にご報告するとして、2月最後のトレードはどうだったでしょう。



2/28のトレード結果です。



EUR/USD

200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇フェニックス (買いNG)
損  益: なし

マイルールでは買い禁止。 基本ルールでエントリーした場合、反転ストップアウトになりました。

ストップアウトまでの「下げっぷり」がいいので、こういうのがリバーサル・トレードの好例かもしれませんね。 先日ご紹介したリバーサルのときのターゲットの置きかたも、ここではうまくいっています。
200SMAに重なっている━━線がそのターゲット。 エントリーしだいでは、32pipほど取れたはずです。


EUR/USDの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)



GBP/USD

200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇フラッグスタッフ (買いOK)
損  益: ▲30pip

月曜日とあって日足ピボットがすべてボックス内にあったので、前日ピボットをターゲットにしてエントリー。 ところがストップの30pipを僅かに越えられてストップアウト。


GBP/USDの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)

このトレードには、ちょっとだけ続きがありました。

ストップアウト後、チャート右端あたりまで行ったとき、高値を更新する終値が出ました。 これは一応再エントリー可能なのですが、すでに利益ターゲットに近かったため、深追いはしませんでした。 というか、不調だった2月のせいでファイトが湿っているというのが正直なところです。

それとリバーサル・トレードですが、ユーロドルの下げっぷりがよかった(陰線がずらずら並んだ)のに比べ、こっちは単にストップが浅かっただけで、陽線だらけのチャートでしたから、リバーサルを検討するまでもない、そんな展開でしたね。

てな感じで勉強もしたことだし、よーし頑張るぞ3月! と力んだところで、勝てるチャートパターンが戻ってこなければ頑張りようもない状態。 でも、明日からも引き続き元気で行きましょう!

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NYボックス速報 (2/28)

今日、マイルールは以下のように言っています。


EUR/USD

200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇フェニックス

◆買い NG 下降ユマになればOK)

◆売り NG (下降ユマになればOK)または(200SMA下降になればOK)


GBP/USD

200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇ツーソン(まもなくフラッグスタッフ?)

◆買い OK

◆売り NG (200SMA下降、下降フェニックスならOK)


両ペアともどっちへ転ぶかわからないチャートパターンなので、早見表でよく確認してくださいね。

月~火曜日はまたまたNY出張。 トレードできるかどうかわかりませんが、結果報告はいずれにしても後日になります。 

それと、明日の速報は出せないかもしれません。 皆さまのハッピーなトレードをお祈りしています!

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2011年2月26日土曜日

NYボックス 2月はボコボコだが・・・

運転怖かったーーーーーーー!

というのが、木~金曜ロサンゼルス出張の感想です。


これがびっしり埋まるんだからねぇ・・・
カリフォルニアといえば、アメリカでも有数のクルマ社会。

カリフォルニア出身の知人が言っていた「俺たちゃトイレ行くにもクルマだから」というせりふが本気だったのかと思えるほどクルマが多く感じられました。

ロサンゼルスから海岸沿いに100キロたらず南下したアーバインという町までレンタカーで行ったのですが、さすがにカリフォルニア、片側6車線の豪華なハイウエイをびっしりと埋め尽す、すごい交通量でした。

私のクルマは3人乗りだったので、一番左側(=追い越し車線側)のカープールと呼ばれる優先車線を走ることができました。 カープールはクルマがぐっと少なく、出口渋滞などにも引っかかりにくいため、すいすい行けます。

複数の人が乗るクルマ=エコなクルマには、こうした優先権が与えらるのです。 ひとり乗りはなるべく控えようねという誘導策ですね。

まあそれはよかったのですが、空いているもんだからみんな飛ばす飛ばす。 制限速度を軽くオーバー、130キロぐらいで吹っ飛ばしていましたよ。 しかも車間距離詰めすぎ! クルマ1台ぶんぐらいしか空けないクレイジーもけっこういます。

私が暮らすワシントンDCエリアでは、ハイウェイでも制限速96キロを越えるクルマは少なく、わりとおとなしく走るのに慣れていたので、ちょっとびっくり。 というか、最初のうちはかなりビビリました。

自分だけ安全運転すればいいじゃんという意見もあるでしょうが、カープールは1車線のみなので、とろとろしていると後続車にバンバン煽られます。 そういうマナーの悪さもカリフォルニアなんだそうです。

あ、そうだ。 カープール車線に入らなきゃよかったという説もありますね。 でも、ある程度急いでいたので、ついつい優先権を行使してしまいました。 それと、残りの5車線に入ると、びっしり混んでいるなかでウインカーも出さずに急に鼻先に割り込んでくるとか(=100キロでですよ)、ヘタなくせに乱暴なやつが多いので、それも嫌でしたね。

乱暴なほうにする? それともスピード出しすぎで行く? なんて地獄の選択みたいなドライブでしたけど、車間をしっかりとって、精いっぱいの安全運転で無事生還いたしました大佐どの。


さて、そんな出張のため私はトレードできませんでしたが、マイルールの成績を振り返っておきましょう。



2/24・25のトレード結果です。



EUR/USD(24日)

200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇フェニックス(買いNG)
損  益: なし

マイルールではエントリーがありませんでした。

開始後まもなく長いヒゲが飛び出し、後半戦にはいってそれを越える終値が出ましたので、基本ルールではエントリー可能です。 しかしそれ以上は伸びず、ストップアウトしました。


EUR/USDの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)

ユーロドル、基本ルールの成績は2月10日以来なんと5連敗。 完全に氷河期ですね。

でもマイルール+臨時マイルールの適用により、たった1敗で済ますことができました。 その1敗も、途中で見切りをつけ▲14pipでしたから、厳しい時期をそれなりにうまくしのぐことができています。

とはいえ、2月トータルではマイナス。 28(月)に多少稼いでも、せいぜいプラマイゼロでしょうね。 ま、そういう月があって当然ということで。

金曜日、ユーロドルはトレードお休みです。



GBP/USD(24日)

200SMA: 下降
フェーズ: 下降ツーソン(売りNG)
損  益: なし

上昇していた200SMAがブレークアウトの瞬間に下降に転じましたが、マイルールではエントリーできませんでした。

基本ルールによりエントリーすれば、27pipの獲得でした。 


GBP/USDの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)



GBP/USD(25日)

200SMA: 下降
フェーズ: 下降フラッグスタッフ(売りOK)
損  益: ▲30pip

このチャートパターン、マイルールにより月~木は売り禁止ですが、金曜はOK。 ところがこの日は、20pipあまり伸びたところで反転、ストップアウトしました。


ポンドドルも2月は不調。 基本ルールだとここまで6敗ですが、マイルール適用にくわえ、汚いチャートを嫌ってお休みを入れたことで、なんとか負けなしできていました。 

でも、25日にはついに1敗。 私自身は出張のためトレードできなかったことが幸いしましたが。



さて、2月の成績の振り返りですが、来週も出張が続くため、まとめる時間もありません。 次の週末にはまとめるつもりですが、2月の不調ぶりのなかに何か法則性のようなものが見つかるかどうか、楽しみです。 


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